漢検4級 | ||
召 ショウ めす |
甲骨文1 甲骨文2 |
字統は、甲骨文2を召と見て、人(神霊)と口②の会意文字で、「祝祷して霊を招き、それにこたえて神霊の降るのを召という」とする。しかし、漢字古今字資料庫をはじめ、一般には甲骨文2は「旨」と釈されている。 説文解字は刀を声符とする形声文字とし、口で呼び寄せることとする。この説を採る場合は甲骨文1を「召」と解することとなる。 甲骨文字辞典は、甲骨文2が第1期、1が1・2間期のものであり、また、甲骨文字では「人」を神霊の意味で用いた例はないので、召は本来は人+口(くち)で、言葉で人を召喚することを言ったとする。ここではこの説を採用することとする。 ・口部2画。 召を部品とする字:昭(照) 招 沼 紹 超 詔 [貂] ※筆者のエッセイ 「召」の上部は「かたな」か「ひと」か 参照 |